自己理解プログラムでは、自分の『大事』『好き』『得意』を紐解いていく。
そのうちの『大事』を深掘りし、5階層の価値観ピラミッドにまとめ上げる作業を、STEP3で行う。
『1階層目から、満たされるごとに階層が上がる』というフレームワークに沿って、価値観を洗い出す。
価値観の一番の土台となる1階層目『自己信頼』
『自分が自分を尊重し、感じたことに心を傾け、自分との対話を絶やさず、何があっても自分が味方だから安心できる。』
自分の人生が停滞していた原因は、これを大事に生きていなかったせいだと理解した。いわゆる『外発的動機付け』というものに縛られ、うまくできない自分を否定し、アクセルとブレーキを同時に踏むということをしてきた。
心のモヤモヤを抱えて生きる不快感は味わいつくしたので、これからは自分の本音を受け入れ、それに従って生きることを大事にしたい。
『自己信頼』という言葉を選んだのは、自分はちゃんと自分にとって正しい選択をしてくれるから、それを信じて頼ればいい、というイメージから。自分の中に頼れるものがあるって、これ以上の安心感はない。
2階層目『気づき』
1階層目の自己信頼のおかげで、無駄な緊張を手放せる。浪費していたエネルギーが自分に満ちている分、心が開いて柔軟だから、自分の本音や、物事の本質についての気づきがたくさん起こる。
振り返れば、今までの人生の成功体験でも無意識にこのパターンが起こっていたが、成功の根拠を言語化し、再現性を持たせせるところまで落とし込めておらず、偶然に頼るしかなかった。
自己理解し、自分の成功法則を論理的に理解できれば、意識的に取り入れていける。
3階層目『解放』
『気づきに触発され、自分の内側が解放されていく』
1,2階層で自分の内面の状態が整ったら、3層目で表に向かって表現するフェーズ。
最初は『表現』としていたが、自己理解プログラムのオンラインイベントで出会った方との対話の中で、『解放』というワードに出会い、『気づかれず埋もれていたものにスポットライトが当たって、解き放たれるイメージ』がしっくりきて、こちらのワードに落ち着く。
4階層目『研鑚』
『世の中に向けて表現し、他者との関わりの中で表現をより磨き深める』
自分の内側から発したものが、表に出て人との関わりの中で、新たな気づきが生まれ、より育っていくイメージ。
時には批判など、心地のいい刺激ばかりではないだろうけど、恐れず表に出すことで盲点に気付き、成長させてもらえる。
5階層目『交響』
『最大限に自分らしさを発揮しつつ、他者と互いに響きあう』
コーラスでハモる時のように、バンドでグルーブが生まれるように、
各々の持ち場で『自分』を発揮しながらも、お互い響合うことで、さらに喜びが増す、みたいな。
価値観は生きる上でのコンパス
こんなふうに言語化し、フレームワークで整理したことで、いままでおぼろげだったけれど、自分には確かな価値観があるということを認識できた。
これに沿って生きられている時は幸せに感じられ、それていると苦しくなったり、もやもやする。
はっきり認識できたことで、意識的に自分の行動や判断を選択していけるという、大きな安心感が生まれた。
まさに、人生のコンパス!